2020-01-01から1年間の記事一覧

お香。

お香。 僕は寝る前にお香を焚いて寝る。 このお香を焚くことで快眠につながるのだ。 ただ、寝れないからお香を焚くのではないし、眠りたいからお香を焚くのではない。 ただお香を焚くのだ。 ゆず、ジャスミン、ラベンダーにマリン僕の家には沢山の種類のお香…

これがそりごぉしかぁあ

最近、ランニングを始めた。 日焼けで肌荒れを起こしてしまう僕は、日が落ちてから外を走る。 外は少し肌寒く、走るには絶好の気温である。 ランニングシューズの紐を結び直し、イヤホンの音楽を決める。 最近KーPOPにハマっている僕は、パク・ジニョンの曲…

あはれともいふべき人は思ほえで身のいたづらになりぬべきかな

今日の歌 謙徳公(45番)『拾遺集』恋五・950 あはれともいふべき人は思ほえで身のいたづらになりぬべきかな 現代語訳 私のことを哀れだと言ってくれそうな人は、他には誰も思い浮かばないまま、きっと私はむなしく死んでいくのに違いないのだなあ。 言葉 【…

ほととぎす鳴きつる方を眺むればただ有明(ありあけ)の月ぞ残れる

今日の歌 後徳大寺左大臣(81番)『千載集』夏・161 ほととぎす鳴きつる方を眺むればただ有明(ありあけ)の月ぞ残れる 現代語訳 ホトトギスが鳴いた方を眺めやれば、ホトトギスの姿は見えず、ただ明け方の月が淡く空に残っているばかりだった。 言葉 【ほと…

最近のプチ日課

最近僕はブログを書き始めた。 アウトプットすることは特にないが、面接の時に努力したことを言おうという策略がある。 しかし、ブログの他にもプチ日課があるのだ。 それは「しょーた」と「なおき」の英文を覚えることだ。 最近のお気に入りは hangoverとgl…

美容院行くとなんか喋れなくなりません?

今日は髪を切った。 長くて鬱陶しい髪とも今日でおさらば。 爽やかな風が髪と髪の間に流れる。ーーー ガチャッ 「どーもー。ちょっと待ってて下さいねー。」 若く気のいいお兄さんが僕に向かって話しかける。 「あっはい」 僕はいつものようにソファーに腰掛…

暑すぎて冬が恋しい

今日の歌 坂上是則(31番)『古今集』冬・332 “朝ぼらけ有明の月とみるまでに吉野の里にふれる白雪” 現代語訳 明け方、ほのかに空が明るくなってきた頃、有明の月かと思うほど明るく、吉野の里には雪が降っている。 言葉 【朝ぼらけ】 明け方のほのかに空が…

夢と責任 

今日はシャトルランをした。 高校生以来、実に5年ぶりのシャトルラン! シャトルランは嫌いじゃなかったし、結構走れる方だと思っていた。 心のどこかでは、体力に自信があると思っていたのかもしれない。 しかし、結果は最悪。走れるどころか、心も完全に折…

春すぎて夏来(き)にけらし白妙(しろたへ)の衣(ころも)ほすてふ天(あま)の香具山(かぐやま)

今日の歌 持統天皇(2番)『新古今集』夏・175 春すぎて夏来(き)にけらし白妙(しろたへ)の衣(ころも)ほすてふ天(あま)の香具山(かぐやま) 現代語訳 いつの間にか、春が過ぎて夏がやってきたようだ。 夏になると真っ白な衣を干すと言う、あの天の香…

逢ふことの絶えてしなくはなかなかに人をも身をも恨みざらまし

今日の歌 中納言朝忠(44番)『拾遺集』恋一・678 逢ふことの絶えてしなくはなかなかに人をも身をも恨みざらまし 現代語訳 会うことが絶対無いのなら、かえって、あの人のつれなさも自分の辛さも、恨むことはないのに… 【逢ふこと】 男女の逢瀬のこと 【絶え…

今来むといひしばかりに長月の 有明の月を待ち出でつるかな

“今来むといひしばかりに長月の 有明の月を待ち出でつるかな(素性法師)” 現代語訳 すぐ行きます。というあなたの言葉を信じて待っていましたが、あなたは来ず、待ちもしない九月の夜遅く明け方に出る月を待つことになってしまった。 平安時代、今とは違っ…

小粋なジジイのお葬式

いつもと変わらない毎日。 今日もマックにお世話になった。 「おはようございます。お客様ご注文いかがなさいますか?」 店員の爽やかな声は、僕の指先にまで響き渡る。 「アイスコーヒー1つ」 RECした毎日のスタートだ。ーーー 20代前後の僕達の会話には「…

吉野家戦争

上堂は僕たちにとって思い出の場所だ。 暑い日も、寒い日も上堂を拠り所とする僕たちは、無意識のうちに足を運んでしまう。 特にも、「吉野家」あそこは格別だ。 話し合いの時、友達の誕生日、思い出の断片にはいつも「吉野家」が映り込む。 「最近いってな…

あいつが来ない

最近暑い日が続いている。 扇風機と時計、そしてジャスミンの香りがするお香が睡眠導入剤だ。 乱暴に振りかざすプロペラ、時間のメトロノーム、そして柔らかく爽やかなジャスミンの香りが、何とも心地よい。 「明日も早起きか…明日こそはあいつより早く行こ…