仕方なかったんだ。

今日はバイト終わりに、後輩の女の子を仕方なく家まで送った。

僕は車でバイト先へ行き、その子は歩きだった。

歩きだったから、本当は送りたくなかったけど、仕方なく、仕方なく送ったのだ。

ちなみにその女の子は可愛い。

お願いされたから、その子の家まで車を走らせた。

更衣室から階段を降りて、車まで共に歩き、その女の子は助手席に乗った。

僕はエンジンをかけ、ライトをつけた。そして、サイドミラーを開かせ、アクセルを踏む。

ちなみにその女の子は料理が好きらしい。

重い足を走らせ、重い腕を目一杯に動かし、ハンドルを切る。

就職先の話や、学校の休みの話に花を咲かせた。

家もそんなに遠くなかったため、その女の子を送るのは一瞬だった。

送り終えて、別れの挨拶を済ませ、またアクセルを踏んだ。

ちなみにその女の子は彼氏がいないらしい。

 

…仕方なく、また送ってあげよう笑